長男はADHDとASD(自閉症スペクトラム)です。
勉強面ではADHDの方が強く出る印象です。
基本的に勉強は好きじゃない、長時間の勉強はできないタイプです。
長時間しなくても効率よくできる勉強はないか?と思いました。
そこで様々な勉強法の本を読み漁りました!
たくさんの勉強法の中から、長男ができる部分のいいとこどりをしていきました。

そうして、長男の続けられる勉強法を見つけることができました!
本記事の内容
- 長時間勉強できないADHD長男でも続けられる勉強法を紹介
らくママtwitter @mamanews2016
目次
発達障害児の勉強法①やる気が出ない
長男はADHDなので、勉強をやる気にさせるのは大変でした。
たくさんの勉強法の本を読んで、「勉強をやらない」という状態はなくなりました。
- 勉強嫌いを払拭
- 勉強のメリットを伝える
- 本人ができる勉強量にする
- やる気を出すコツ
- 目標を持つ
- 勉強嫌いにしないように気を付ける
この順番で紹介していきます。
まずは「勉強=嫌い」を払拭
長男はまず、「勉強=キライ」と思い込みがありました。
そこで 斉藤孝先生の勉強法の本 を読み聞かせしました。
「勉強を細分化してみると、全部嫌いではないのよね?」という言葉に、子供たちは大きく納得していました。
長男は、社会は大好きです。
1つでも得意だったり好きな教科があるといいですね。
あと好きな内容と関連付けてやる気を高める方法もよく言われますよね。
鉄道が好きなら、駅名で漢字練習、地理の勉強ができます。
勉強するメリットを伝える
次のように、勉強をするメリットを伝えていきました。
- 学校の勉強は、仕事のやり方も学べるから、将来大人になって助かるみたいだよ。
- 勉強の考え方は、色んな問題を解決できる力がつくんだって。
- 勉強をした方が、将来の選択肢が増えるよ。
- 今勉強しておかないと、高校受験の時にたくさん勉強しなきゃいけなくなるよ

勉強をしておくと得するよという事を伝えました
本人がイヤにならない量にする
長男は長時間の勉強はできません。
一度に5分程度しかできないかもしれません。
不登校なのでホームスクーリングしていますが、1教科1~5分くらいの勉強量です。
1問でもやっただけでも良しという考えです。
だから毎日続けられるんだと思います。
長男は書くのが苦手なので、テレビを視聴するだけの勉強も取り入れています。
勉強になると思うテレビ番組を別記事で紹介しています。
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【家庭学習】子供が勉強になるテレビ番組で楽しく学ぶ【小学生】
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やる気を出すコツ
ADHDの長男のやる気を出すコツを紹介します。
小学生の時点では、この方法でやってくれています。
勉強のハードルを下げる
- 得意なこと・簡単なことから始め苦手なことは後回し。
- 今の学年にこだわらず分かる学年から始める。
- まずは1問からでもいい。
報酬でやる気を出す
ADHD は報酬がないと、がんばれません。
長男の勉強の報酬は…
- 朝は勉強1つしたら、スマホ30分視聴していい
- その日の勉強が終われば、ゲーム40分をしてもいい。
とは言っても、スマホ5~10分程度は1時間に1度は許可してるんですけどね。

一応、こづかいもポイント制度にして、勉強すればポイントがつくようにしています。
でも当日、目の前のスマホとゲームの方が効果が大きいです。
目標を持つ
「将来、どんな大人になりたいか」「そのためにどうすれば良いか」を話し合うことは理想です。
これはかなり効果が大きいようで、中高生で目標を持ち変わったという話はよく聞きます。
長男はまだ小学生なので、なりたい職業はないそうです。
ただ「大学は行きたい」とは言っています。

色々な仕事の情報はさりげなく知る環境を作りたいですね。
勉強嫌いにしないように気を付ける
- なかなか勉強をしない時は、「何時にする?」と聞く。強制しない。
- やった勉強にはダメ出ししない。
- どうしてもできない時は、減らしたり休ませる。

勉強をやる・している時に、不快な気持ちにさせないことが大事ですね。
発達障害児の勉強法②ついていけない
長男は得意なことは詳しい、興味がないことは知らないの差が激しいです。
多くの発達障害の子供の特徴です。
基本的に、できないことに対して高望みしないことかと私は思います。
復習をする
とりあえず、分からない問題があったら復習します。
- まずは動画を見る
- 教科書を読む
- 問題を数問解いて、理解度を確認
我が家はこの流れで勉強しています。
これだけだと忘れるので、週末にもう一度テストをして確認します。
ただ苦手なことは短時間で終わらせるようにしています。

やっぱり1回だけでは定着しないので、数回繰り返します。
苦手すぎるのはあきらめる
長男は算数は苦手で、特に次の3つが大きな壁になっています。
- 文章題は理解しづらい
- 計算ミス多発
- コンパスなどの道具が苦手
苦手なこと、キライなことを「やれやれ」と言われたら、勉強をキライになっちゃいそうですし。
苦手・嫌いな教科は、そこそこでいいと思っています。
国語の漢字の読み、社会、理科の一部などは得意だし好きです。
そっちをしっかりできたらいいと思っています。
発達障害児の勉強法③集中できない
そもそも多くの子供は集中力がない生き物です。
ADHDなんか、特に集中するのが苦手です。
高望みせず、対応を考えていきたいです。
集中できる環境設定
この集中できる環境は、人それぞれです。
多くの人は、勉強机の上、目につく場所には余計なものを置かない方が集中できるようです。
ただ散らかった方が落ち着く人もいるようです。
これは子供本人に聞くか、どんな環境が集中できているかを観察して把握するといいですね。
ただ我が家の場合は、狭いので何もない空間を作り出すことは不可能です。
我が家の場合は、「勉強時間はテレビを消す」くらいです。
集中できる時間帯
長男は午前中は弱いです。
昼食前にやっと1つ目の漢字の勉強をします。
これは本人が「朝は頭に入りにくい」というので、そういう流れになっています。
ただゴールは私が希望を提示しています。
15時までに勉強を終わらせないと、「弟が帰ってきて一緒に見るテレビが見れないよ」という本人の損得もからめてお願いしています。
そうすると、「わかった」とダラダラしすぎないで勉強を進めてくれます。
発達障害児の勉強法④効率的な勉強法
様々な勉強法を調べました。
長男は長時間勉強ができないので、効率よく短時間でも勉強になる方法を知りたいと思いました。
授業中のノートの取り方
処理速度が低い長男は板書が苦手です。
不器用でシングルタスクなので、「話を聞く」と「板書」を同時にできない。
それなら「聞く」方を集中させました。
聴覚優位なので、聞く方が頭に入るんです。
斉藤孝先生も板書が苦手で、「教科書に書き込む」方法をやっていたそうです。
その話を知ってから…
板書は基本取らなくてもいい、書くなら教科書に直接書き込むでいい。
先生にもお願いして、そうすることにしました。
斉藤孝先生の勉強本の要約を別記事で詳しく書いています。
分からないところは放置しない
これはクイズ王・伊沢拓司さんの言葉です。
よく考えたら当たり前だけど、しっかり意識できたのは大きいです。
長男にも「伊沢さんが言ってるからね」と言うと、納得できるようです。
「勉強は、分からないところをつぶしていく作業」を知っているだけでも、受験の時に役立ちますね。
伊沢拓司さんの勉強方法を詳しく別記事で書いています。
土日に復習
月曜から金曜は通常の勉強。
土日にその週でやって間違ったところを復習・理解しているか確認する。
もう一度することで、記憶の定着化も期待しています。
宇治原さん、秋田県など、他にもいろいろな勉強法を別記事で書いています。
発達障害児の勉強法⑤まとめ
- 1問でもやればいい
- やるタイミングは本人が決める
- 学年にこだわらず、本人が分かるレベルの学年の勉強をする
- 板書は教科書に気になったことだけ書き込む。聞くこと優先。
こんな感じで、ADHDの小学生の家庭学習を続けられるコツでした。
あくまでも私の長男が続けられる方法です。

部分的でも参考になればうれしいです!