佐々木正美先生の子育てお悩み相談室 を読んでみました。
早く読めばよかった!と思いました。
「子どもに安心感を与えると自立なども早くなり、結局お母さん自身も楽になる」という教えです。
基本的に思春期前くらいまでの育児法ですが、ベースは変わらないと思います。
佐々木正美先生とは
40年児童精神科医をされていて、発達障害のアメリカの療育TEECHを日本に紹介した先生です。
たくさんの書籍も出されていて、佐々木正美先生を慕っていたかは多くいます。
この記事では
上の本の要約をベースに、佐々木正美先生の子育ての方法をまとめました。
お母さんが気になる子どもの問題行動なども解決できると思います。
佐々木正美先生の子育て①叱らない
佐々木正美先生の子育ての特徴は、まずは「叱らない」。
「叱らないって無理じゃない?」と思ったし、今でもゼロには出来てないです。
ですが、無駄に叱る回数はとても減って、私たち親子はかなり穏やかに過ごせるようになりました。
声かけ
- 叱るのではなく、「〇〇してね」「そんなことはしないでね」と教えればいいのです。
- 「その〇〇はイヤだな」「〇〇くんは困るんだって」と教える。
- まず「どうしてそうしたのか?」と優しく聞いてみる。
親の対応法
- 出来なかったり、やる気が起きない時は、大人が手伝ってあげればいい。
- 子どもに言うことを聞いてもらいたいなら、大人がまず子どもの言うことを聞く
- グズグズされたりすると、イライラしてしまうけど、叱らず優しく対応すると、グズグズも早く治まります。
- 叱っているうちは、子どもは叱られる言動をやめない、プラスにならないので、叱ったら次は叱らないと強く思う。
ポイント
- 本人が望めば、何歳だって手伝ってもいいと思います。困った時は、助け合いです。
- 佐々木正美先生が言うには、「手をかけた方が自立が早い」そうです。

私はまだグズグズが長引かれるとカチンとして怒鳴ることもあります。
分かってはいるけど、なかなか難しいですね…
佐々木正美先生の子育て②安心感を与える・甘えさせる
佐々木正美先生の子育ての2つ目の特徴は、「安心感」ですね。
いちばん大事なワードですね。
特に小さな頃の親の一番しなくてはいけない仕事です。
- おやつや夕食のリクエストを聞いたり、子どもの願いを出来る限り聞いてあげましょう。
- 泣いたり駄々をこねたら抱きしめて、優しく声掛けをして安心させる
- 家事をしたいけど離れない時は、お母さんのエプロンの端をつかませ話をしたり、一緒にいながら家事を進める。
ポイント
登園拒否や赤ちゃん返りなど気になる言動は、基本的に安心感を与えることが問題解決につながります。
佐々木正美先生の子育て③この子のままでいい
佐々木正美先生の子育ての3つ目の特徴は「この子は、このままでいい」です。
これもすごく大事だけど、つい忘れてしまいます。
子供にとっても必要なことなので、忘れないように「子育ての考えの軸」にしたいですね。
- 子どもを変えようとしない、この子はこの子のままでいい
- 「内向的で口数が少ない」と思わず「話さなくてもいい」と思ってもいいと仰っています。
- 個性的なら、その個性を誇りに思って育ててあげてください。
発達障害だと、つい「このままではいけない」という考えが大きくなってしまいます。
私も「そのままでいいよ」感は伝わっていないと反省しています。
でも発達障害でも、「このままでいい」というメッセージを子供には伝えていきたいですね。
成長の促しは、おまけでゆるくでいきたいと思います。
佐々木正美先生の本を読んで、このメッセージは必須だと痛感しました。
佐々木正美先生の子育て④依存と反抗
佐々木正美先生が言うには、子どもは「依存と反抗を繰り返しながら自立していく」と仰っています。
依存は甘えで、犯行はわがままで、家ではこの2つを吐き出せる場所にしないと、自立につながらないそうです。
反抗的な態度や言葉をすべて受け入れて、聞き流すのです。

むー、これは私は出来るか自分でも不安です。
でも、そうしないとダメなんですよね。
スルー力(りょく)、今から意識してつけていきたいです。
佐々木正美先生の子育てのまとめ
- 抱きしめる
- 叱らない
- 子ども話をよく聞いてあげる
- 子どもの願いはできる限り聞いてあげる
- 子どもは依存と反抗を繰り返しながら自立するので、家はその2つを発散させる場所にしてあげる。
- 反抗の言動は、受けとめてから聞き流す。