不登校だった長男は3月まで小学6年生でした。
6年生なので、「卒業式どうする?」問題がありました。
親として「卒業式に出るように促すべきか?」と悩みました。
本記事の内容
- 卒業式に出ないと決めるまでの葛藤の記録
- 専門家のアドバイス
- 不登校の多数派の気持ち
らくママtwitter @mamanews2016
不登校小学生の卒業式①練習
卒業式の前に、まずはこの卒業式の練習が大きな壁になったするんですよね…(^-^;
練習期間は発達障害の子にはストレス
卒業式の練習って、何回もするし、長時間ですよね。
この練習期間ってイレギュラーなので、発達障害の長男にはストレスになりがちです。
長時間座って待つのも、ADHDの長男にはなかなかの苦行になるんですよね。

練習をいっぱいしなくてもできる環境設定や、失敗してもいいような卒業式ならいいのに…と思っちゃいます。
練習に参加以前に学校に行かない
そもそも不登校なので、卒業式の練習には参加できないんですよ。
担任も無理強いする先生ではなかったので、特に「練習出てください」とか言われませんでした。
練習の日時も知らなかったですし。
長男も「練習に出る気はなかった」、というか「学校に行く気がなかった」ですからね。

担任も子供本人の気持ちを尊重してくれていたと思います。感謝です。
不登校の卒業式②参考にした意見
卒業式は大きな節目のイベントです。
私も迷いました。
そこで、今までもらった専門家のアドバイス、他の不登校の子供たちの意見も参考にしました。
主治医に言われたこと
長男の主治医には…
「入学式、卒業式、宿泊など大きな学校行事は、本人に参加するかを決めさせてください」と言われていました。
主治医は「学校に行かなくても、行事に出なくても自立はできますから」という考えの方でした。
「今の学校が変わらないと…」と仰っていました。
スクールカウンセラーに言われたこと
スクールカウンセラーにも、行事は自分で選択させた方がいいと言われました。
自分が行きたくないのに、参加させられて悪い結果が出ると大変だそうです。
トラウマだったり、参加させた人にしつこく怒ったり…
本田秀夫先生も、思春期になったら親は口出しせず、自分で選択させるべきと仰っています。
不登校の子のほとんどが卒業式は欠席したい
【公開】不登校と卒業式 本人たちはどう思った? 80人の感想を抜粋|不登校新聞 で、不登校生の卒業式のアンケート記事がありました。
- 欠席者の80%は「欠席してよかった」と答えています。
- 親や先生に言われて出席したけど「欠席すればよかった」が24%
- 欠席したけど「出席すれば」と思ったのが7%
「卒業式に出ないと後悔する」とか自分の主観を押し付けないようにしたいですね。

卒業式に出るか出ないかは、本人に選択させるべきですね。
私の出した答え
私は長男が決めた答えでいいと思いました。
つまり、卒業式に出るように促すこともしませんでした。
将来、大人になった時に後悔するかもしれません。
別に後悔してもいいんじゃないかと思いました。
自分で決めて後悔するのは仕方ないです。

無理に参加させられて後悔するよりはマシだと思いました。
不登校の卒業式③欠席した場合
長男は卒業式は欠席すると決めました。
最初は「出たい」と言っていました。
「卒業式には出るべき」という考えもあったかもしれませんが。
本人が欠席と決めた理由
欠席するという決断の決定打は「卒業式は午前中にある」でした。
長男は朝は起きれない、動けないです。
不登校の要因のひとつかもしれない長男の特徴です。
「卒業式は午前中にあるよ」と言ったら、「やっぱりやめとく」と言っていました。
卒業証書は校長室で受け取りました
卒業式が終わった後の午後に、学校に卒業証書を受け取りに行きました。
校長先生も担任の先生も丁寧にしっかりやってくれました。
厳かでしたが、長い祝辞もなく、短時間で終わったので良かったです。
サプライズは実は迷惑
その後に先生たちがサプライズを用意してくれていました。
身バレ予防のために詳しくは書きません。
ただ長男は「すぐに帰れなくてイヤだった」と言っていました。
先生たちは良かれと思ってやっても、発達障害の子にはとってはイヤだったことは「あるある」です。
予想外なことは、あまり喜ばないタイプかなと思います。
照れ臭かったのか、本当にイヤだったのかは分かりません。
大人になって思い返す時に、もしかして「良かった」と思うかもしれませんが…

発達障害の子供の感じ方は少数派なので、サプライズは先生の自己満足になる確率も高いと思います。
不登校小学生の卒業式④まとめ
卒業式は出た方がいいと強く思い込んでいる親や先生がが多い印象ですね。
ただ不登校の子供たちの多くは「卒業式に出たくない」と思っている子が多数なんです。
卒業式は出なくても生きていけます。
出席するかは、本人に選択させてほしいです。
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