長男は小学1年生の時に、他害を繰り返していました。
親も子も苦しい時期でした。
子供が他害を繰り返した親子の体験談・対応法をまとめました。
困っている親御さんの参考になると、うれしいです。
子供の他害①長男の場合
4歳から療育を受けていた長男。
小学生になって、他害を繰り返すようになりました。
どんな他害をしていたのか
長男の場合は、手が出ていました。
同じ発達障害の同級生に、しつこくしていました。
以前、イヤなことを言われたそうで、それがきっかけかもしれません。
席を離して環境設定もしましたが、それだけではダメでした。
なぜ他害をしてしまうのか
長男はADHDと診断されています。
ADHDの特性の一つで、「自分でブレーキがコントロールできない」というのがあります。
ダメだと分かっているのに、止めることができないのです。
本人も家に帰ってくると、反省と後悔で自己肯定感はすっかり低くなっていました。
あとたくさんの子供達の騒がしい声などで、感覚過敏の長男の余裕もゼロだったと思われます。
当時、長男は道具箱の物をいじっていました。
そうすることで、気を紛らわしていたようです。
しかし担任はそれを注意して止めるので、公開授業の時はパニックを起こしました。
当時の私も気を紛らわしていたとは知らなかったので、知っていれば担任にお願いしていたのに、と悔しいです。
発達障害の子育てでは、「知らないと損をする」と実感しました。
子供の他害②対応法
他害を繰り返す長男を、どうすれば止められるのか?
本を読み漁り、相談をしたり、やれることは全部やりました。
二次障害
入学して、担任の先生にはお願いしていました。
その時の担任は「気にしすぎですよ」という態度でした。
だからか他害があっても、私にはなかなか言えなかったようです。
他の先生に「二次障害かもしれない」と言われたそうです。
それでやっと、長男が小学校で他害を繰り返していることを報告を受けました。
私は「学校を休ませた方がいいんじゃないか」と言いました。
でも担任は「休ませない方がいい」と言うので、「そうかぁ」と休ませませんでした。
その後、本田秀夫先生は「二次障害になったら、まずは休ませること」と仰っているのを知りました。
もっと早く知っていれば…と残念です。
他害の相手への謝罪
長男の他害で、被害にあった子の親御さんへの謝罪も大変でした。
電話や学校で会うたびに謝罪でした。
大事にはならなかったので、菓子折りを持って謝罪まではなかったですが。
「いいよ」と言ってくれていましたが、心の中は違ったと思います。
学校に行くのが苦痛な時期でした。
投薬開始
「本人にもどうすることができないんだな」と、やっと気づき始めました。
そして通っていた療育センターに相談して、病院に行くことになりました。
そして、コンサータを投薬を開始しました。
副作用が大変でしたが、2年生になると他害は全くなくなりました。
ADHD という診断をされ、ブレーキがきかないタイプの長男にはこの方法が合っていました。
まとめ
他害のことは、そばで見ていた私の主観だけになります。
長男にはイヤな思い出かと思い、まだ当時のことは聞けません。
発達障害の子どもを育てるには、やはり…
- 相談できる場所
- 母親も、発達障害の子育ての勉強をした方が楽
この2点が大事だと思いました。
私が読んだ発達障害の本を紹介しています。
私が発達障害の子育てで、相談できる場所をまとめました。
お母さんも余裕があれば、発達障害の子育ての勉強をおすすめします。
そして1人抱え込まず、相談できる場所を増やして、子供を応援するチームを作ってください。