長男が今度、中学生になるので就学相談を受けてきました。
最初は乗り気じゃなかったけど、大きなメリットもあって受けてよかったです。
住んでる地域によっては違うかもしれませんが…
これから、来年度に就学相談を受けるか迷っている親御さんの参考になれば、と思い書きました。
本記事の内容
- 中学校の就学相談の流れをまとめました。
- 長男の就学相談の体験談になります。
- 就学相談のメリット
らくママtwitter @mamanews2016
就学相談の流れ①連絡する
最初の一歩は親から動かないといけないんです。
決して学校からや自治体からのお知らせはないんです。
自分でネット検索をして、詳細を調べるところから始まります。
まずは連絡
まずは教育委員会にメールをしました。
すると、翌日に教育委員会から電話がありました。
役所で面談をするので、その日時の相談の連絡でした。
個人面談
連絡して数日後に、役所へ出向きました。
教育委員会の就学相談の担当者の方との面談です。
まずは子供の様子・特徴などをお話ししました。
うちの長男の場合は、不登校で、本人は支援学級希望だという事を伝えました。
そして就学相談を受けるのに、書類に記入しました。
書き込むことが多くて、担当者が席を外す中で10分以上かけて記入しました。
就学相談の流れ②見学・体験入学
次にすることは、見学・体験入学をするように言われました。
それにはまず、自分で中学校へ電話しなければいけません。
緊張しながら電話したのですが、中学校の先生たちの電話の対応は大変親切でした。
見学・体験入学
親子でやや緊張しながら中学校へ行きました。
普段着で筆記用具と上履きを持って向かいました。
自転車置き場もよく分からなかったので、歩いていきました。
職員室に行くと、すぐ先生が出てきて対応してくれました。
特別支援学級の情緒クラスの教室に案内されました。
入ると6人くらいの男子生徒が休憩時間で遊んでいました。
長男と私は教室の壁際の席に座りました。
座っていると、遊んでいた男子生徒が長男を誘ってくれました。
長男は緊張しすぎて応対しなかったので、私が「ありがとう、でも今は大丈夫」と伝えました。
授業は社会で都道府県でした。
長男の得意な内容でしたが、目立ちたくないようであまり答えたがりませんでした。

長男は、とにかく緊張をしていたそうです。
テストと個人面談
授業が終わった後は、長男は1人で別室でテストを受けました。
その間に、私は支援学級の先生と個人面談でした。
長男が不登校であることや特徴などをお話ししました。
不登校の話題の時に…
- 学校に通うことを目的にしない
- 将来、自立できるようにする方を優先する
そんな考えだと仰っていて安心しました。
あと長男の特徴をいくつか伝えた時に…
現在通っている中学校の支援学級の子供たちと似ている と仰っていました。
長男には良い環境になるんじゃないかと思いました。
就学相談③発達検査
次に就学相談の前に、発達検査を受けるようにお願いされました。
発達検査・WISC(ウイスク)は、以前利用していた療育センターで受けることになりました。
WISC は、長男が小学校就学前の保育園・小3に受けて以来、久しぶりの3回目でした。
今は支援系の施設は混んでいて、検査の日時の調整も大変そうでした。
検査当日
発達検査・WISC は、子供と心理士さんが別室で行われます。
私は別の心理士さんに長男の近況報告をしました。
ついでに悩みも相談できて、貴重な時間になりました。
長男の検査は、長男の話が脱線したのか終わらずに、別日で行うことになりました。

発達検査の結果については別記事で書く予定なので、お待ちください。
結果と対応法
検査をして1ヶ月ほど経過したくらいで電話連絡がありました。
まずは私だけ、結果などを聞きに行きました。
長男の特徴、それに対しての対応法などを教えてもらいました。
独特の感じ方やとらえ方で生きにくいだろうと言われました。
そして再び、療育センターに通所しないかと言われました。

少し生きやすい方向へ導いてくれるそうです。
就学相談の流れ④判定会
教育委員会から連絡くると思ってずっと待ってました。
連絡しようかな、と思いつつ、ついつい先延ばしと言う悪い癖が発動してました。
担任に「連絡来ないんですよねー」と言ったら、教育委員会から連絡来ました。
私から発達検査が終わった後に、連絡する流れだったようです…

サッサと自分で連絡すればよかったですね(^-^;
判定会のざっくり内容
判定会の日時は、固定で決まっていました。
その中で都合が良い日時を選んでお願いする形でした。
場所は地域のコミュニティセンターで、初めて行く場所でした。
親子で面談
まずは中学校の校長先生と小児科の先生と親子で面談をしました。
校長先生が私たち親子にいろいろな質問をしてきました。
- お母さんの長男の好きなところは?
- 長男の学校で困っていることは?
- 長男の好き、または得意な教科は?
長男がちょくちょく脱線していたましたが、ありのままの長男を診てもらうことが目的なので、声掛けしたい気持ちをこらえました。
長男の苦手な話題の時には、校長先生は「僕もそうなんだよ、仲間だね」と寄り添ったコメントをかけてくださいました。

この校長先生なら安心だな、と思えました。
次に小児科の先生からのからは…
- 自分の得意なところ、苦手なところが分かっているのは良いですね
- 好きなことから派生させて、いろいろなことを学んでいったらすごく伸びると思います
授業を受ける
面談後は長男を含め、数人の子供たちで授業を受けることになっていました。
子供たちは別室に向かい、親は待合室で待機でした。
子供たちは簡単なテストと運動をしたそうです。
50分ほどで戻ってきました。

トータルで2時間ほどかかりました。長かった…
就学相談の流れ⑤結果
後日、教育委員会から電話がありました。
「特別支援学級ので情緒クラスです」という結果を伝えられました。
希望通りの結果でしたが
長男本人の希望だったし、私もそれでいいだろうと思っていました。
でも、少しだけ残念な気持ちもありました。
長男は環境次第では通常クラスでもやっていけるのに…という思いも正直あります。
でも安心の気持ちが大きかった
でも長男ががんばらなくてもいい環境がベストです。
本人が希望しているんですから。
通常クラスの同級生にも会いたくないようです。
とりあえず特別支援学級に入れそうなのでホッとした気持ちの方が大きいです。
最終決定権は親にあります
就学相談の判定に不満を感じる親御さんもいるそうです。
最終的には、判定結果がどうあれ、決めるのは保護者だそうです。
支援学級と判定されても、親が「通常学級で」と言えば通常学級に決まります。
ただ子供がとても頑張らないといけない環境にはしない方がいいようにするのが優先だと私は思います。
就学相談の流れ⑥まとめ
就学相談関連のことは無事に終了しました。
結構やることが多いので、不注意の特性がある私はカレンダーに書き込んで、予定を忘れないように気を付けました。
就学相談の流れを要約
ざっくりまとめると…
- こちらから教育委員会へ連絡
- 中学校の特別支援学級をを見学・体験入学
- 発達検査を受けに行く
- 発達検査の結果を聞きに行く
- 教育委員会へ「発達検査終わりました」報告をする
- 就学相談を受ける
こんな流れで進めていきました。
就学相談の感想
まぁ、判定されるって気持ちいいものではないですよね。
就学相談受けなくてもいいから、支援学級に入れてほしいと思いました。
しかし特別支援学級に入るには、就学相談を受けなくてはいけないと言われました。
「しょうがないか…」と思いつつ、動き始めたのですが…
就学相談のメリット
就学相談に対して乗り気じゃなかった私ですが…
- 発達検査を受けて特徴、得意や苦手を改めて把握できた
- 発達検査の結果を聞きながら、対応法も教えてもらえた。
- 療育センターに再び通所できるようになった
- 校長先生と面談、体験入学とスモールステップで中学校に慣れていける
この4つのメリットは、大きな収穫でした!
4つは私たち親子のメリットですが…
- 発達検査を受けられる
- 中学校にスモールステップで慣れる
他の方でも、この2つのメリットは受けられると思います。
発達障害の子は、入学前に見学に行くのはやっておくといいと言われてることです。

私はトータルで就学相談受けてよかったです。