発達障害の子育て

【気が楽になる】子供に友達がいない時に親ができること

 

 

子供に友達がいない時の親ができること

 

子供に友達がいないと心配になるのは当たり前です。

私の息子にも友達がいないので、よーく分かります。

 

この「友達がいない」ページ、ぶっちぎりでアクセスが一番多いんです。

それだけ、友達がいない子供が多いと思われます。

 

思ったほど、少数派じゃないんですよ。

 

疑問・悩み

  • 子供に友達がいなくて不安・かわいそう
  • どうすれば友達を作れるか知りたい

こんな疑問・悩みを解決していきたいと思います。

 

本記事の内容

  • 子供に友達がいないことに悩まなくていい
  • 友達の作り方

執筆者らくママtwitter @mamanews2016

 

友達がいない理由

友達がいない理由

 

なぜ、子供に友達がいないか、原因を考えてみましょう。

 

子供に友達がいないのは親のせい?

私は子供に友達がいないのは親のせいとは思いません。

やっぱり「子供の特性と環境」だと思っています。

 

私が子供に友達がいないのは親のせいじゃないと思う理由は…

  • 長男には友達がいませんが、次男は友達がいます。
  • 顔の広い知人の息子さんは、小学校の時に友達はいなかったけど、中学生になってから友達ができた。

 

少ない事例ですが、同じ親からの子供でも友達のいるいないが違う。

環境が変われば友達ができたお子さんを何人かいらっしゃいます。

 

それで私は、子供の特性・環境や相性など、いろいろな要因があるんじゃないかと思います。

人それぞれだから、1つの理由に絞るのは乱暴な気がします。

 

らくママ
らくママ

それより!

「親のせいなんだ…」と落ち込むより、これから何ができるかを考えましょう。

 

コミュニケーションが苦手

発達障害の場合は、社会性の困難が特性でもあります。

  • 距離感が近すぎたり、逆に縮められない
  • 一方的にしゃべってしまう
  • 相手の立場になって考えることが苦手

 

特性だからしょうがないけど、多少はトレーニングした方がいいです。

知人の身内で社会性の特性で大変な人がいました。

もう、とにかく周りが大変なんですよね…

 

らくママ
らくママ

すぐにできなくても、「こういう場面でこうした方がいいよ」などの声かけで意識できるようにしています。

 

 

発達障害の子供のコミュニケーション能力をアップを別記事で書いています。

>>発達障害のコミュニケーション改善法

 

1人でいるメリット

 

1人でいるメリット

 

「1人でいるとかわいそう」は、その人の勝手な主観です。

かわいそうと思う人が、1人でいるのが寂しいと思う人なだけです。

1人でいるメリットだってあります。

 

1人でいたい子もいる

1人でいる子にも事情があるんです。

  • 過敏体質の子は、刺激を減らしたい
  • 社会性の困難でイヤな記憶がある場合もある
  • 自分と違う多数派の会話や行動に合わせるのがしんどい

 

発達障害の人は、1人が好きな人多いんです。

私もですが、親の会で知り合った方たちに「1人時間が好き」という方は多かったですよ。

 

らくママ
らくママ

こういう人は、1人でいることで疲れが軽減されます。

 

小中学校の友達なんてクソだし

「林先生の初耳学」で林修先生があるネット記事を話題にしていたのを見ました。

友人関係は、ひとたびいじめや「シカト」の標的となってしまうと、学校にいる間は針のムシロ状態に陥る。

(略)

絶望感にさいなまれて、なかには自殺してしまう子どももいる。

(略)

幸いなことに、私は子どものころ、立川の学友たちとよい関係を築けていたと思う。とはいえ、いま、彼らのことが大事か? と問われると、正直なところまったく大事ではない。むしろ大事なのは、現在仕事をしている取引先の皆さまがたである。一緒に仕事をしている期間が3カ月の人のほうが、小中学校時代の友人より大事なのだ。

引用元:"小中学校の友人"なんてクソみたいなもの

 

40歳の人に「小学校の友人と会う」と答えた人は…

年に1回以下が93%

 

林先生は、友人関係で悩んでいる子には、

「大人になったら1年に1回も会わない人たち」とのことで悩む必要はない、と。

 

小学校 → 中学校 → 高校 → 大学生 → 社会人 → 定年後

人生は長いストーリーで、次のシーンには別の人がいる

 

子供はそのことに気づきにくい

 

社会人になるとドライな人間関係で仕事をすることが多い

親友とか作らなくてもいい

ドライな付き合いもあるということを教えてもいいんじゃないかと提案されていました。

 

らくママ
らくママ

つまり、「学生の時の友達がいない、いじめ」などで、あまり思いつめないでほしいと願っているのです。

 

「1人でいられない」方が恥ずかしいですよ

むしろ、1人で行動ができるほうが素晴らしいと思います。

コロナ過でも「1人でご飯食べられないの?」という大人がクラスターを作ったり…

 

齋藤孝のガツンと一発文庫 第2巻 そんな友だちなら、いなくたっていいじゃないか! を読んだのですが…

  • 体育の授業で「ペアになれ」と言われて余ったら恥ずかしいというのが、多くの子が考えます。
  • でも「1人になれない」方こそ恥ずかしいんですよ。

そう書かれているのを見て、「確かに」と納得しました。

 

仲間外れにされても、「自分は1人でも楽しめる単独者だ」とひとりで立つこと。

勉強、読書、音楽、映画など充電タイムにしましょう。

 

らくママ
らくママ

仲間外れをする人とは関わらないでいいでしょう。

 

こんな友達なら、いない方がマシですよ

齋藤孝のガツンと一発文庫 第2巻 そんな友だちなら、いなくたっていいじゃないか! でも書かれていたのですが…

  • つるむだけの友達
  • がんばろうとすると、茶化したりして邪魔をする

 

子供の成長を妨げる存在になってしまうこともあります。

こんな友達ならいない方がいいと仰っています。

 

らくママ
らくママ

足を引っ張る存在なら、1人でいた方がいいですね。

 

私が1人でも平気になったきっかけ

私の子供だけでなく、1人でいたり、いじめにあった子供にぜひ読んでほしい本があります。

私が高校生の時に読んだ山田詠美さんの 風葬の教室 です。

 

小学生の女の子の主人公がいじめにあう話なんです。

主人公が冷静にいじめをする子供達を見下しながら分析していくんです。

1人で動けてかっこいいんです!

多数派のいじめをしている子供たちが、幼稚でダサく感じられるんです。

 

今では1人が好きな私ですが、学生の頃は1人でいるのは恥ずかしいと思っていました。

しかしこれを読んでから、「1人でいると恥ずかしい考えは幼稚だ」と知ることができました。

それ以来、1人でいることが平気になりました。

 

 

親ができること

 

親ができること

 

友達ができなければ、できないで別にいいかなと思います。

とは言っても…

 

  • 子供は本当は友達を欲しがっているかもしれない
  • 今は思っていなくても、欲しいと思う時が来るかもしれない。

 

子供が言ってこない限り、子供にはバレないように動きます。

そのために、一応私がやっていることをまとめました。

 

先生にお願いしておく

「友達はいらない」とは言っても本心か分かりません。

「友達といて楽しいな」という気持ちを知らないだけかもしれません。

 

クラス替えの配慮はお願いしていました。

趣味が合いそうな子と同じクラスや隣の席などにしてもらうようにお願いしてみましょう。

 

らくママ
らくママ

友達まで行かなくてもクラスで楽しい時間は増えたようでした。

 

コミュニティに参加させる

小集団活動をしている放課後デイサービスを利用しています。

小集団だし、特性に理解している大人がしっかりついているので安心です。

集団行動を学べるといいなと思い、利用しています。

 

習い事もお勧めです。

今なら運動や勉強系など、様々な習い事が豊富になるので選択肢も多いと思います。

地域でやっている教室系もいいですよね。

 

年齢が上がれば、趣味に関するコミュニティにも参加をすすめたいです。

これなら話題に困ることも少ないんじゃないかと思います。

 

友達作りの準備をしておく

私の知人のお子さんに、「昔は友達がいなかったけど、今は出来た」という方も何人かいらっしゃいます。

今はいなくても、この先に友達ができる可能性は高いです。

その時に困らないように、準備できることはしておきたいですね。

 

  • 人気のものはチェックしておこう。テレビ番組は手っ取り早しです。
  • ファストフードなど、子供が行きそうな飲食店などは親子で行っておく。
  • 電車など公共交通機関も経験しておく。

 

参考書籍:発達障害の子の「友達づくり」トレーニング

 

 

友達がいなかった子が、友達を作れた理由とは

 

友達ができた理由

 

私の知人の中に「お子さんに友達がいなかったけど、今はできた」という方が2人いらっしゃいます。

その子には、どうして友達ができたかを考えていきます。

 

中学校で友達ができた

同じ発達障害の男の子で、小学校ではいじめもあり友達がいなかった子がいます。

6年生で不登校・引きこもりになったそうです。

 

中学校を私立にしたら、毎日学校に行って、友達もできたそうです。

 

らくママ
らくママ

中学校の環境があってだんろうな、とお母さんも仰っていました。

 

大学で友達ができた

もう1人の知り合いのお子さんは、高校生までは友達がいない男の子でした。

でも、大学生になって初めて友達ができたそうです。

 

高校生までは距離感が近いけど、大学になると距離感が保ったまま仲良くできるという理由から友達ができたそうです。

 

らくママ
らくママ

年齢が上がるほど選択肢が増えるので、今は焦らなくていいと思わせてくれました。

 

「子供に友達がいない」親のためのまとめ

 

まとめ

 

子供が親に「友達がいない」と相談してこない限りは、子供にはバレないように動きましょう。

親に知られるのを嫌がる子も多いですから。

 

私の場合は…

  • 「私も1人でいるのが好き」
  • 「小学校の時に友達がいなくても、大人になれば選択肢が広がるよ」

正直、友達いなくても生きてはいけますから。

同僚、趣味の仲間などでもいいと思います。

 

記事にも書きましたが、親が裏で出来ることは…

先生にお願い、コミュニティに参加させる、友達ができた時にこまらないようにするなどかと思います。

劇的に変化してはないですが、「大人になった時に大きく困らないように」は意識しています。

 




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