発達障害の子育て

発達障害の親子の不安と困りを小さくする【小学1年生の準備と対策】

 

 

発達障害の子どもが小学1年生になる前年度は、親子の不安は大きくなる家庭も多いでしょう。

 

はてなママ
はてなママ

保育園や幼稚園に比べると

支援は減るし、やることが増えて大変そう

 

そこで発達障害の子どもを小学校卒業させた母親の私が、体験談をまじえ小学校の準備についてまとめました。

 

この記事の内容

  • 子供の不安を小さくした対策
  • こうしておけば良かった!と後悔していること
  • 子供の問題行動はこうしたよ

 

発達障害のお母さんとお子さんの不安・困りごとを小さくできることをまとめました。

参考になると、うれしいです。

 

おススメ

 

発達障害の小学1年生の不安と困り感を小さくする準備

 

発達障害のお子さんが小学1年生の就学前

他のお子さんよりは、前もって準備した方が安心につながります。

 

就学相談を利用する

入学する前年度になったら、教育委員会に電話をして「就学相談をお願いしたいのですが」と伝えましょう。

 

発達検査を受けたり、先生やお医者さんたちが「この子はどこで学ぶのいいかな?」と考えてくれます。

あくまでも目安にするもので、最終的に決めるのは保護者です。

 

発達検査を受けていないなら、その子に合った学び方などもアドバイスをもらえます。

発達障害のお子さんは必ず受けた方がいいです。

 

就学相談についてくわしく書いています。中学校の時のですが、小学校でも一緒でした。

【体験談】中学校の就学相談の流れと判定結果【メリットもあり】

 

下見と練習をして見通しを持たせる

発達障害の子どもの多くは、できたを習得するのに時間がかかります。

見通しが立たたないと、不安が大きくなる子もいます。

 

それを解決してくれるのが、下見と練習です。

中には修学旅行も親子で下見をする方もいます。

 

登下校の練習をする

家から学校までの通学路を、できれば登下校の時間に練習しましょう。

通学路を覚えることと慣れるためです。

 

慣れないランドセルを背負って歩くだけでも大変なんです。

月曜と金曜は荷物が多くなり、子供の負担は大きくなります。

長男の場合は近所でも、帰ったら玄関で休憩しないと動けませんでした。

 

入学式の下見をしておく

入学式は大勢の人がいるので、大きな刺激になります。

初めてだと見通しが立たず、不安になる子も多いです。

 

長男の時は、入学式の数日前に小学校に電話して「下見をさせてください」とお願いしました。

入学式の準備ができた体育館と教室やトイレを見せてくれました。

そのおかげか、長男は小学校の入学式は落ち着いて参加できました。

 

家庭学習の習慣化の練習

家庭学習の習慣は、「習慣になれば楽だよね」くらいでいいです。

長男は保育園の年長になってから、プリント1枚する習慣にしていました。

 

ただ保育園・幼稚園から小学校は、環境が大きく変わります。

小学校へ通うだけでも疲れるので、習慣化がくずれる可能性もなくないです。

 

家庭学習は、習慣化できればラッキー

できなければ、しょうがない

1問だけでもやればエライ!

そのくらいの気持ちでいいと思います。

 

でも家庭学習の練習はしないよりは、した方がいいです。

 

おすすめのドリル

発達障害の療育でも、よく使われるくもんの教材です。

出来る日に子供のペースで進められたらいいね、くらいの気持ちで。

無理強いすると、勉強が嫌いになってしまうので気をつけましょう。

 

 

 

小学校はどんなところか絵本で読んでおく

子供たちにも、小学校入学前に下で紹介している絵本を読んであげました。

 

子供の不安

  • 小学校はどんなところか?
  • どんな勉強をするのか?
  • 行事では、どんなことをするのか?

 

そんな疑問をなくしてくれる内容の絵本です。

見通しが持てるので、長男の不安解消にも役立ちました。

 

 

集団登校、授業、給食など、小学生の1日の流れが分かる絵本です。

 

 

小学校の行事では、どんなことをするのかが分かる絵本です。

行事になると、発達障害の子どもは不安定になることが多いです。

しっかり見通しが立てるようにしましょう。

 

 

小学校の校舎の中を探検する内容の絵本です。

校舎の中には、何があってどうなっているのか?

そんな不安を取り除いてくれます。

 

 

 

小学1年生1組の1日の流れを、写真で紹介している本です。

写真はリアルで想像しやすくていいですね。

 

小学校はどんなところか、テレビ番組で観る

絵本を読む余裕がないお母さんには、テレビ番組を見せるのがおすすめです。

ジャングルポケットの斎藤さんが小学1年生に扮していて、面白く見れるようになっています。

 

すたあと NHK

小学校1年生の子供達が、いろいろなことにチャレンジしています。

一緒に参加できそうですね。

NHKで動画ページもあります。

 

でーきた

小学1年生の教室が舞台です。

他の子が思っていることや視点が取り上げられるので、とても勉強になります。

長男の時代は、こちらで知っていきました。

NHKの動画ページあります。

 

発達障害の子どもにおすすめのアイテム

 

発達障害の子どもの中には不器用なタイプが多く、うちの息子たちも不器用でした。

1つのアイテム購入するのにしっかり情報収集しながら購入していました。

 

ランドセル

ランドセルを買う時の第一条件は「軽い」でした。

あと力加減が苦手なのでモノを優しく扱えないので、高価な物は避けていました。

 

調べたら、今はナイロンで超軽量で安い!

子供たちの時に知っていたら欲しかったです。

 

 

 

ランドセルとリュックの中間といった感じで、遠足でもカバンを変えなくてもいいのでは?

鍵を付けている場合、いちいち付け替えなくていいから便利。

背中の部分の通気性があるので、長時間背負う子の不快が軽減できそうです。

 

こちらは背負ったまま利用できる小さなポケットが複数あります。

雨が降った時のために、ランドセルカバーもついています。

サイドには水筒収納も入れられるのは助かりますね。

 

縄跳び

うちの息子たちは、2人とも縄跳びが苦手です。

次男は大繩が跳べないので、回す担当でがんばっているようです。

そんな次男には、アシックスの縄跳びを買ってあげました。

 

 

なくなった時も、「まだ同じ縄跳びを買って」と言われたので気に入っているようです。

縄が軽くてまわしやすいんですよね。

縄跳びは次男が学校の行き渋りを発生させるくらい厄介な行事なんですよね。

 

生活アイテム

学用品と同様に、生活アイテムと本人と話し合いながら購入します。

でも発達障害とか関係なく、子供も自分の物は自分で選びたいんでしょうね。

 

自転車のサイズ

自転車のサイズは、年齢の基準にしませんでした。

本人が安心して乗れるサイズにしました。

年齢を基準にすると、せっかく買っても乗らない事態になります。

 

同級生の自転車のサイズは気にしないようにしましょう。

安全の方が優先ですからね。

 

スマホ

もし発達障害の子どもにスマホを持たせるなら、トーンモバイル がおすすめです。

今どこにいるか分かるGPSはもちろん、アプリや視聴も親が見守ることができます。

設定すれば、子供が歩きスマホをしていると注意喚起してくれます。

ドコモ回線を利用しているので、安心です。

 

トーンモバイルの感想・メリットとデメリットをくわしく書きました

トーンモバイルの感想!発達障害の子どもにおすすめです

【感想】トーンモバイル使ってみた!発達障害の子どもに持たせた結果

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親の不安と困り感を小さくするために

 

親の不安は子供にも伝わるって言いますよね。

私も心配性なので、「分かってはいるけど」と言いたくなっちゃうんですけどね。

今思い返して、不安と困り感を小さくできる方法をまとめました。

 

ママ友を作る

ママ友と言っても、現在は私はいないんですけどね…

コロナで疎遠になっちゃった。

 

役員やボランティアをすると、作りやすくなります。

私もやっている頃は、ママ友は数人いました。

情報もいろいろ入ってきて役立ちましたよ。

 

発達障害の子は、連絡帳を書かない、プリントを持って帰らないはあるあるですから。

そんな時に、LINEで教えてもらっていました。

ママ友がいなければ、先生に聞けばいいんですけど忙しい時もあるんで。

 

サークルに入る

私は長男が就学前に、発達障害の母親のサークルに入りました。

  • 悩みを聞いてもらえる
  • 発達障害の子どものよくある問題と対応法

話を聞いてもらえるだけで、心は軽くなりました。

サークルが近くに合って、余裕があればおススメですよ。

 

子供をがんばらせない

私は長男が就学前は、多数派の子と同じようにできることを目指していました。

そんな考え方だと、子供に無理をさせることになってしまいます。

無理って続かないです。

 

子供をがんばらせないことが、結局、親子共に楽になります。

当時の私に教えてあげたいです。

 

発達障害の小学1年生のよくある特徴

 

発達障害の子どもに限らず、小学1年生はまだまだ未熟です。

あまり気にしすぎないでいいです。

とは言われても、と当時の私も思いましたけどね w

 

かんしゃく

かんしゃくは、発達障害の診断が出ていない小学1年生の子供だってあるあるですよね。

長男もよく、かんしゃくを起こしていました。

 

我が家の当時の対策

  • 通級でホワイトボードを使って振り返る
  • かんしゃく直後は、気持ちを代弁・共感してあげる
  • 自分がかんしゃくをよく起こす原因を先生と共有しておく

特にかんしゃく直後の気持ちの代弁と共感は大事です。

子供の気持ちも早めに落ち着きます。

 

結局、年齢が上がれば落ち着きます

過ぎてしまって分かりましたが、年齢が上がれば落ち着いてきます。

よく言われて納得いかなかったけど、やっぱりそうなりましたw

1年生なんて、まだまだできなくて当たり前と思って大丈夫です!

 

切替

「楽しい」と満足している行動を止めるのはむずかしいですよね。

 

切替ができない場合の対策

  • 事前に予告しておく。見通しを持たせる。
  • まずは子供の言い分を聞いてあげてから、こちらの要望を伝える
  • 切替ができたら良かったと思えるように、声掛けをする

 

最初は「○○が終わったら」と、行動で切り替える。

できるようになったら、時間で区切るように練習する。

何でもスモールステップで進めるのが基本です。

 

我が家では、外出の時には「15時に出るから、14時30分に準備しようか」と声掛けしています。

この声掛けのおかげか、子供たちは遅刻はしないです。

基本的に「前もって言っておく」が大事です。

 

参考サイト

 

まとめ

 

小学1年生なんて、まだできなくて当たり前、と思って大丈夫です。

周りの子と比べると「出来るようにしなきゃ」と思っていました。

その考えが私も子供も苦しめてしまいます。

 

できないことがあれば「大人になるまでに困らない程度にできるといいな」くらいのスタンスで、できるを目指すようにしています。

大人だって急に変われないし、できるようにはならないですから。

 

大事なことは「がんばらさせすぎない」です。

子供2人を小学6年生まで育てて分かったことです。

 

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